Odile BAILLEUX ( オディル・バユ, 仏 )

アントニ・ファン・ノールト/オディル・バユ (アラン・サルス, 15/III/P, 1972)
Anthoni van Noordt / Odile Bailleux
STIL (F) 2510 S 77 (LP) - Rec: 1977.10
(廃)
●バユーの演奏はチェムバロのように軽快。速いテンポで要らざる装飾を一切つけず 弾き切る。パッセージの愉悦、躍動する生命を付与するアーチキュレーシヨン、そして まさにこの作品たちの為にあるといってよい音色感、どれも卓越している。 ノールトの持つ古風な眩さと溢れる生命力を存分に引き出し、僅かな翳りをも添え、見事な立体感を弾きあげてゆく。 Fugetzu ☆☆1/2 ; ●スヴェーリンクからブクステフーデに至る充実した世代のオルガニストの中にあって、 保守的な作風ながら最も充実した作品を残したのはノールトではなかろうか? 速めのテンポで衒いのない演奏は、作品の良さをストレートに伝えている。 '70年代末、パリのFNACでバーゲン品の箱の中に20枚ほど無造作に置かれていた。 初めて聞く作曲者名と、知的な雰囲気を伝えるシンプルなジャケットデザインに惹かれて購入。 結果として、所有するSTIL録音の中、最も印象に残る1枚。ぜひCD化して欲しい 。 Toku ☆☆☆

コレア・デ・アラウホ/オディル・バユ (Santanyi [Jordi Bosch 1762] and Campos, Mallorca)
Correa de Arauxo: Facultad Organica / Odile Bailleux
Erato 2292-45604-2 - Rec: 1990.04
(廃?)
●アラウホも録音は少ないが、このバユー盤が筆頭となるだろう。ノールトとは違 い、比較的緩やかなテンポで訥々と弾くが、不協和音を伴う素朴で力強い和声の 沈降に、動的なパッセージの綾が光明のごとく、爽快に交差する。アラウホの深 い内省と古雅な眩さともに、巧まず醸し出せるのはさすがバユー。使用オルガン も素晴らしく、特に Santanyi の楽器は実に忘れられない響きだ。 Fugetzu ☆☆ ; ●ノールト作品の軽快な演奏を聴き慣れた耳には、遅めのテンポによる(曲によっては装飾音もたっぷり用いた)重厚長大な演奏に一瞬面食らう。が、知的で引き締まった演奏は基本的に変わず、彼女のアプローチは、作品の良さを積極的に、しかも音楽的に自然に引き出すことに成功していると言えよう。使用されているマジョルカ島の2つのオルガンは何れも良いが、Santanyi のボシュ・オルガンはその外観ともども特筆に値する。特にこのオルガンのコルネタの歌いっぷりは感涙もので、そのため高音部にこのソロが聴ける59番と53番のティエントの演奏が抜群に良いように感じる。こうなると、演奏が良いのかオルガンが良いのかという判断は無意味となる。(その一方で近年復元された Ple [ミクスチュア] を使って弾く曲は 心なしか退屈なように思えるのだが... 。) Toku 1/2  (02.07.28 up)



Odile BAILLEUX ( オディル・バユ, 仏 )



管風琴音盤百選 演奏家別 一覧
Last updated: 2002. 12. 27 ... Compiled by Toku <cd100@orgel.com> .


管風琴音盤百選 (トップページ)

ホワイトキューブ・オルガンコンサート バーチャル・コンサート/MP3 オルガンの美術館
ホワイトキューブ・オルガンコンサート