Anthoni van Noordt / Odile Bailleux STIL (F) 2510 S 77 (LP) - Rec: 1977.10 (廃) ●バユーの演奏はチェムバロのように軽快。速いテンポで要らざる装飾を一切つけず 弾き切る。パッセージの愉悦、躍動する生命を付与するアーチキュレーシヨン、そして まさにこの作品たちの為にあるといってよい音色感、どれも卓越している。 ノールトの持つ古風な眩さと溢れる生命力を存分に引き出し、僅かな翳りをも添え、見事な立体感を弾きあげてゆく。 Fugetzu
Correa de Arauxo: Facultad Organica / Odile Bailleux Erato 2292-45604-2 - Rec: 1990.04 (廃?) ●アラウホも録音は少ないが、このバユー盤が筆頭となるだろう。ノールトとは違 い、比較的緩やかなテンポで訥々と弾くが、不協和音を伴う素朴で力強い和声の 沈降に、動的なパッセージの綾が光明のごとく、爽快に交差する。アラウホの深 い内省と古雅な眩さともに、巧まず醸し出せるのはさすがバユー。使用オルガン も素晴らしく、特に Santanyi の楽器は実に忘れられない響きだ。 Fugetzu ☆☆ ; ●ノールト作品の軽快な演奏を聴き慣れた耳には、遅めのテンポによる(曲によっては装飾音もたっぷり用いた)重厚長大な演奏に一瞬面食らう。が、知的で引き締まった演奏は基本的に変わず、彼女のアプローチは、作品の良さを積極的に、しかも音楽的に自然に引き出すことに成功していると言えよう。使用されているマジョルカ島の2つのオルガンは何れも良いが、Santanyi のボシュ・オルガンはその外観ともども特筆に値する。特にこのオルガンのコルネタの歌いっぷりは感涙もので、そのため高音部にこのソロが聴ける59番と53番のティエントの演奏が抜群に良いように感じる。こうなると、演奏が良いのかオルガンが良いのかという判断は無意味となる。(その一方で近年復元された Ple [ミクスチュア] を使って弾く曲は 心なしか退屈なように思えるのだが... 。) Toku
管風琴音盤百選 演奏家別 一覧 Last updated: 2002. 12. 27 ... Compiled by Toku <cd100@orgel.com> .
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