Jeanne DEMESSIEUX ( ジャンヌ・ドゥメシュ, 仏. 1921〜68 )

フランク: オルガン作品集/ジャンヌ・ドゥメシュ (パリ、マドレーヌ教会)
César Franck : Intégrale de l'œuvres pour orgue
Jeanne Demessieux

festivo (NL) FECD 155-156 (2-CD set)
- Rec: 1959-Jul
●数あるフランクのイチオシ名盤。解釈そのものではなく、フレーズの隈取りとテ ンポの取り方の巧妙さに特徴がある。中でも「交響的大作」とコラール第2番は見 事だ。ドゥメシュはフランクを窮めて即物的に扱う。特になかなか解決しない、 漠としがちな和声の姿態変容を明快に捉える。決して表現的な濃さはないが、フ ランクに纏わりつきがちな靄が一掃され、音楽も無駄を語ることがない。オルガ ン操縦術がこれほど見事なフランクには、滅多にお耳にかかれないだろう。 Fugetzu ☆☆1/2 ('03.10.26 修正)Toku ☆☆1/2 V

ジャンヌ・ドゥメシュ : Vol. 1 (パリ、マドレーヌ教会)
Jeanne Demessieux, Vol. I
festivo (NL) FECD 131
- Rec: 1958-Jul
− このCDは 2000年末で製造中止になりました −
●ドゥメシュの面白さは、一般的に聴かれるような、音楽の頂点を作り上げようとするプロットを放下していることだ。 特にロマン派以降の作品は、これが音楽のイマジネーションを素直に引き出す結果となる。その代表がリスト。ここでは 「BACH」。ラストを盛り上げる直線性をきっぱり避け、しかし随所に活力あるフレージングをかけてゆき、実に自在。 ヴィドールも「ヴィドールらしからぬ」凝縮したエッセンスを持つ。反面、彼女のバッハやモーツァルトは、当時の フランス人解釈のパラダイムを超えるものではなく、特記すべき要素はない。 Fugetzu 1/2 ; Toku ☆☆1/2 V


ジャンヌ・ドゥメシュ : Vol. 2 (パリ、マドレーヌ教会)
Jeanne Demessieux, Vol. II
festivo (NL) FECD 132
    - Rec: 1958-Jul
− このCDは 2000年末で製造中止になりました −
●ドゥメシュの異形な音楽のフォーム変成例として、この盤ではモーツァルトの アダージョとフーガを挙げたい。スタッカート気味に、不協和音を悉(ことごと)く 大胆に衝突させつつ進み、かくもデモーニッシュな音楽かと唖然とした。この 破天荒さは、先のヴィドールと根元は同一だろう。対蹠(たいせき)的に バッハは、余りにも淡々と弾く。こうした極端な乖離もドゥメシュの魅力でもある。('03.08.07 修正) Fugetzu 1/2 ('03.11.23 修正)Toku ☆☆


ジャンヌ・ドゥメシュ : Vol. 3 (various)
Jeanne Demessieux, Vol. III
festivo (NL) FECD 141
- Rec: 1961, 63, 67
●ドゥメシュのユニックさのひとつは、時に異形なほど音楽のフォームを変成することだ。或る種デモニックな味わいにすらなる。この巻では、ヴィドールのトッカータがその典型例。快速かつ物狂い的スタッカートの多用で実に際どい音楽となるが、逆にこの曲のモザイク的構造が透過する。一方、エッジの明快さと剃刀の如く斬れる音楽の提示もまた彼女の面白さであり、メシアンのラサンション第3番は見事。圧巻はリストの「Ad nos」。快速淡泊な進行ながら、リストのイマジネーションを振幅大きく抉る。彼女のリストは高く評価したい。('03.11.23 修正) Fugetzu ☆☆ ; Toku ☆☆1/2 V



Jeanne DEMESSIEUX ( ジャンヌ・ドゥメシュ, 仏. 1921〜68 )



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Last updated: 2002. 12. 27 ... Compiled by Toku <cd100@orgel.com> .


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