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César Franck : Intégrale de l'uvres pour orgue Jeanne Demessieux festivo (NL) FECD 155-156 (2-CD set) - Rec: 1959-Jul ●数あるフランクのイチオシ名盤。解釈そのものではなく、フレーズの隈取りとテ ンポの取り方の巧妙さに特徴がある。中でも「交響的大作」とコラール第2番は見 事だ。ドゥメシュはフランクを窮めて即物的に扱う。特になかなか解決しない、 漠としがちな和声の姿態変容を明快に捉える。決して表現的な濃さはないが、フ ランクに纏わりつきがちな靄が一掃され、音楽も無駄を語ることがない。オルガ ン操縦術がこれほど見事なフランクには、滅多にお耳にかかれないだろう。 Fugetzu
Duruflé - Integrale de l'uvre pour Orgue / Olivier Latry BNL (F) 112508 ●デュルフレを聴く上では外せない1盤。若きラトリが、デュルフレ縁の エチエンヌ=デュ=モンで意欲的に取り組んだ録音で、ラトリの中でもベストと言える録音である。 ラトリの高度なテクニックが味わえる上でも、やはり「組曲」−特にトッカータの出来ばえは、数ある同曲の録音中、最も優れたものの一つである。('03.09.20 修正) Fugetzu
Great European Organs No. 53 - Keith John plays the Organ of the Kallio Church, Helsinki, Finland Priory (UK) PRCD 638 - Rec: 1996-Feb ●ジョンの技術・音楽性両方の実力に驚かされる1枚。リストとシェーンベルクが 特筆もの。リストは通常のオルガン版ではなく敢えてピアノ版からの編曲である。しかし、風琴的表現力をピアニスティックな特質へ「翻訳」するものに非ず、むしろ大袈裟な慟哭と浄福劇に終わりやすい原曲を根底から逆照射するのであり、淡泊だが密度の濃さに改めて驚かされる。同じ意味で、駄作と思われてきたシェーンベルクも同様。豊かで適切な音色と全ての音が克明に聞こえる演奏により、初めて真価を問うたといえよう。聴くほどに味わい深い。Fugetzu
The contemporary organ at Notre-Dame de Paris - XENAKIS, CHAYNES, CHAPELET / Francis Chapelet, etc. Solstice (F) SOCD 192 ●クセナキス、シェーヌ、シャプレの作品・即興をまとめた1枚。不思議なこと に一番精細を放つのは、シャプレの火山に寄せた即興演奏だ。前2者はクラスタの威容に直撃される妙味はあるが、オルガンという楽器の必然性をとことん感じないのに対し、火山活動を擬した音の生態的変容でありながら、クラスタを含め、シャプレは遙かに「オルガン音楽としての」生と意味とを獲得している。 火山に魅せられた風琴奏者シャプレの録音の中で、異彩を放つ1枚! Fugetzu
Petr Eben - Organ Music 1 (Job / Laudes/ Hommage à Buxtehude) Halgeir Schiager / Hedvig Eleonora Kyrkan, Stockholm Hyperion (UK) CDA 67195 ●ペーテル・エーベンが破格に面白いと理解できる名盤である。シアゲルの演奏は、 さすがに苦渋に満ちた重圧さには薄いものの、逆に明快・冷徹にその晦渋さを織 り上げることで、エーベンのフレームを逆転的に摘出したといえよう。就中、リ ズム処理をパーカッシブに磨くことで、エーベンの隠れがちな重要な要素が理解 でき、まさに目から鱗であった。 Fugetzu
PIERRE COCHEREAU : l'organiste de Notre-Dame Solstice (F) SOCD 94/96 (3-CD set) ●コシュローのノートルダムでの即興録音は、かなりの量に上ると聞いているが、 これまでリリースされていた録音が何だったのか、と言いたくなるような凄絶な音楽の記録となっている。74年の「スケルツォ・サンフォニック」は、まるで輝 きが繚乱する生命体。3枚目のミサでの即興も、深淵を抉る力だけではなく、何か予兆的ともいえる広大な包容力ある演奏。このボックスは、コシュローのみならず、即興演奏史に深々と爪痕を残す記録といえよう。 Fugetzu 管風琴音盤百選 入門用ディスク
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