Claude-Bénigne BALBASTRE - Les Noëls / Pascale MELIS à l'orgue historique de la Basilique St Nazaire & St Celse de Carcassonne Coriolan (F) COR 331 702 (2-CD set) - Rec: 1997.04 ●これを聴くまでメリスというオルガニストを知らなかったが、音楽に心地よい集中力と求心力があり、何度聴いても楽しめる1枚だ。変奏ごとに響きの性格を自然に膨らませる音色感は見事。また闊達な演奏ながら、演奏個性が前面に出しゃばらず、音楽の愉悦が染み出てくる味わい深さを持っている。('03.08.07 修正) Fugetzu
Rhythmic Energy - I Keith John plays the Organ of the Hallgrimskirkja, Reykjavik Priory (UK) PRCD 532 - Rec: 1995-Feb/Mar ●ジョンの面白さは、緻密だが肩のこらない音楽表現と精緻な風琴演奏技術の見事な止揚にあり、風琴奏者として奇跡的な均衡の上に成り立つ。彼が自身の編曲に拘泥する理由もそこにあると思う。特に楽器の音色パレットを豊かにかつ全く適切に使える音感覚、また混濁なく全ての楽音を克明に聞かせるアーティキュレーションなど、聴く者を飽きさせることはない。このチャイコフスキーやプロコフィエフは、面白いだけではなく、聞こえない音が全くないという驚異の演奏だ。風琴演奏の極北とも言えるジョンを聴くべし。 Fugetzu ☆☆ ; ●レイキャビクの街を見下ろすアイスランド最大の教会に設置(1992年)された大型オルガンを使用。 ジョンの編曲演奏による「くるみ割り人形」は、現代オルガンの音色可能性を極限まで追求した名演。 通常のオルガン演奏とは隔絶しているが、確固とした合理性に裏付けられたものであることは言うまでもない。トランスクリプションが、充実したオルガン音楽を求めた結果であることを雄弁に示す一枚。 Toku ☆☆1/2 ('03.10.18 修正)
L'âme en Bourgeon (Hommage à Olivier Messiaen) / Improvisations of Naji Hakim on poems by Cécile Sauvage. Narrator: Catherine Salviat. Concert at La Trinité. Rejoyce (F) JOYCLASSIC 004 (Rec: 1998-Dec) ●メシアンの母セシル・ソバージュの詩『芽生える魂』の朗読とハキムの即興。 オルガンと朗読のコラボレーションは、オルガンの豊穣な音色が表現的に奏効し面白い内容の録音が多いが、これはその中でも出色。メシアン自身による録音もあるが、即興における演奏内容は格段にハキムの方が面白い。詩の感興表現の自在さと閃きの豊かさ、音のパレットの広大さ、どれを取っても素晴らしい内容で、ハキムの録音の中でも精彩を放つ1枚。Fugetzu ☆☆1/2 ('03.09.07 修正) ; ●ハキムは即興を得意とするが、これはその中でも格別霊感に満ちた演奏。本人から聞いたところでは、 この録音の直前、彼はひどい偏頭痛の発作に襲われていたという。 Toku 管風琴音盤百選 入門用ディスク
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